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【MLB】「大谷以外にも有原や西野ら、多くの可能性が日本にある」。米メディア、ヤンキースに『日本市場』のススメ

 今季、アメリカンリーグ東地区で4位に沈みプレーオフ進出を逃したヤンキース。以前はFAの際には積極補強を見せることで有名だったが、近年はあまり目立たない存在となっている。そんなヤンキースにとって米メディアオススメの市場が「日本」だという。

2016/11/24

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大谷中心も他にも光る好素材

 現在、MLBから日本人で1番注目されている素材といえば当然大谷翔平だ。

 今までは先発として160キロ越えを連発する投手として「ピッチャー」側での評価が抜群に高かったが、今季の打者としての活躍、さらにはアメリカも注目した先日の侍JAPAN強化試合での天井直撃ツーベースなどは、記事内でも紹介されており、ここにきて「打者大谷」の評価はうなぎのぼりとなっている。

 しかし、日本で注目すべきは大谷だけではないと、ケース記者は述べる。
 今回の記事の中で紹介されているのが、北海道日本ハムファイターズで大谷と共に先発投手陣を引っ張った今年24歳の有原航平と、千葉ロッテマリーンズの守護神を務めた西野勇士だ。有原は安定感を評価され、西野は上原に似たタイプだと紹介されている。彼ら2人についてケース記者は「彼らの実力はMLBでは全く証明されたわけではなくリスクはある。しかしリスクを冒す価値のある選手たちであることは確かだ」と述べた上で、以下のように勧める。

“More decisions are waiting to be made when the Yankees finally get back out to Japan. It won’t hurt to simply take a look and see what the options are. And if they do find someone who might fit in the starting rotation for the Yankees, they should pull the trigger.
彼らだけでなく、ヤンキースが再び日本に目を向けるときにはより多くの選択肢が日本にはあるだろう。どんな選択肢があるのか見ておくだけなら決して無駄にはならない。そしてもし、ヤンキースの先発ローテーションにフィットすると思う投手を見つけた時は、ヤンキースはすぐに獲得に動くべきだ。

 WBCでは多くのNPBを代表する選手たちが出場するため、そこが選手たちにとっては一つの大きなアピールポイント。ヤンキースにとっても、好素材を見つけるための絶好の機会だ。現在は大谷ばかりが話題となっているが、WBC後には大谷以外の日本人選手が米メディアの話題をさらうかもしれない。

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