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【MLB】マリナーズ青木はここまで期待外れ? リードオフマンとしての本領発揮はいつに

マリナーズの青木は、ここまで持ち味の出塁率の高さを発揮できていない。このままシーズン低迷することになるのだろうか。

2016/05/03

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打撃成績そのものが例年より悪いのは心配材料

 記事では、このスロースタートを過去の数字と比べ分析している。青木のスイングのコンタクト率(非空振り率)と三振率(全打席に対する三振の比率)を、年別に4月単月とシーズン合計で対比している。

 4月においてはシーズン全体に対し、コンタクト率は低く三振率は高い傾向にある。したがって、スロースタートの今季も5月以降成績を上げて来る可能性は高いとしている。

 ただし、今季は打撃成績そのものが悪いことは注視すべきだ。
 記事では、セイバー系指標のwRC+(打席当たりの創造得点を平均値と比べたもの。100が平均値)を例に、かつて4月はコンタクト率や三振率が悪くてもwRC+は101とまずまずだったのだが、今季は63と約4割も悪いことを指摘している。

 しかし、こうした今の青木の状態を過剰に心配する必要はないというのが記事での見方だ。リードオフマンとしてもっとも大切な出塁率は、昨季終了時でちょうど合格点とされる.350だからだ(昨季のメジャー全体のリードオフマンの平均出塁率は.328だった)。三振率はそれでも14%未満だ(メジャー平均は約20%)。このことは、青木は十分優れた選手であることの証明だとしている。

出典:“Norichika Aoki : To worry or not to worry” @ SB nation by Andrew Rice in Apr. 29th 2016

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