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【アメリカの眼】陳、岩隈、前田との契約はプラス。米セイバー系サイトが各球団の補強戦略を格付け

メジャーではスプリングトレーニングが始まった。これはストーブリーグの終わりでもある。セイバー系サイトの『ファングラフズ』は全30球団のオフの補強を「格付け」した。

2016/02/25

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チェン、岩隈が選手層を厚く

 近年は、編成においてもセイバー的アプローチが浸透し、根拠のないトレードやFA補強は少なくなってきた。セイバー系サイトの『ファングラフズ』が、全30球団のオフの補強を診断している。
 
18位 マーリンズ (評価:C)
大きな動きは多くなかったが、その例外がオリオールズからFAとなったチェン・ウェインとの契約、と評価している。5年総額8000万ドルの高額契約で、クオリファイングオファーを受けていた彼との契約により6月のアマチュアドラフトでの1巡目指名権をマーリンズは失っている。決して安い買い物ではないが、チェンの加入でローテーションは確実に強化されたとしている。
 
15位 マリナーズ (評価:C+)
昨年8月に解雇されたジャック・ズレンシック前GMの後任ジェリー・ディポートはこのオフ積極的に動いた。
 
While most of the moves were small in nature, the sheer quantity of transactions was impressive in its scope, and moved the organization from a team built around the home run to one that might actually be able to play a little defense again. Their best move, re-signing Hisashi Iwakuma, fell into their laps after the Dodgers walked away due to medical concerns, but a lot of the moves leading up to that helped strengthen the team’s overall base of talent, even though their individual magnitude won’t be that large.
それらの動きのほとんどは本質的に小さなものだがその戦略上見事なもので、一発頼りだったこのチームは再び防御(投手力)重視に少し軌道修正された。その中でのベストは、メディカルチェックで異常が見つかりドジャースが契約を取り下げたことで獲得のチャンスを得た岩隈久志との再契約だった。多くの補強は、1つひとつではともかく、全体ではチーム全体の選手層を厚くするものだった。

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