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【アメリカの眼】「ここが僕のチーム」今季終了後FAを迎える田澤純一、レッドソックス残留を熱望

ボストン・レッドソックスの田澤純一はキャンプイン前日にボストン地元紙の『ボストン・グローブ』のインタビューに答え、昨シーズン終盤の起用への感謝の思いを語り、今季終了後FAとなる去就についても思いを語った。

2016/02/20

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昨シーズンの起用にチームへ感謝の思い

 キャンプイン前日にボストン・レッドソックスの田澤純一は地元紙『ボストン・グローブ』のインタビューで昨シーズン終盤の起用法に感謝し、今季終了後FAとなるその去就について思いを語った。
 
 田澤は明らかに昨シーズン終盤に疲れが見えており、ここ3シーズン以上で203登板を投げた結果、球質が落ちていたと記者のピーター・エイブラハム氏は分析していた。
 
 チームは田澤に最後の数週間は休養を与えようと、9月12日に本人の意向に反してシーズン終了を命じた。この決断を今振り返って田澤本人は、疲労がある中でも投げたかったと言うが、その一方で余分な休養が必要だった理由も理解できると話した。
 
“I really did appreciate what they did for me. Whether it’s a good thing or not, the results will tell me. I’ll do my best so I can say that it was good for me. I do feel better. The fact that I was rested and was able to practice earlier than usual in the winter gave me a lot more range of motion. I still have to grasp that so I can incorporate that into my mechanics.”
「チームが自分のためにしてくれたことを感謝している。それが吉と出るか凶と出るか、結果が教えてくれる。それが結果として良かったと言えるように全力を尽くす。状態は良くなっている。休養が取れていたため、冬は普段よりも早く練習を開始することができて、可動域を広げることができた。自分のメカニズムに取り入れていくためには、それをしっかり把握していかなくてはならない」
 
 シーズンオフにも通訳とともにトレーニングを続け、肩を作り直すことができたようで、体重も落としてきたのではないかとエイブラハムは田澤のキャンプイン前日の印象を述べた。
 
 田澤自身も「みんなに違って見えると言われているけど、意図的に体重を落とそうとはしなかった。この状態を維持することができれば、最高だと思う。全体的に状態は良い」と手ごたえをつかんでいるようだ。

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