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【アメリカの眼】グリエル兄弟にブルージェイズも興味。亡命の背景に、DeNA契約解除時のキューバ野球連盟の対応への不満?

トロント地元メディアTSNは、ブルージェイズがキューバから亡命したと報じられたグリエル兄弟の獲得に本腰を入れるだろうと報じた。さらに亡命の背景として記事内でいくつかの理由をあげている。

2016/02/11

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モンカダを上回る巨額契約との予測も

 今週初めに亡命が報道されたグリエル兄弟獲得にトロント・ブルージェイスが獲得に乗り出すことが予想されると、トロント地元メディアTSNのリック・ウェストヘッド記者が報じている。

“The Blue Jays will likely pursue the Gourriels, especially Lourdes Gourriel Jr., because of the team’s barren farm system and low draft position in 2016, according to an MLB source. “
MLBの情報筋によると、ブルージェイズは貧弱なファーム、そして2016年ドラフト順位が低いことからグリエル兄弟、特にルルデス・グリエルの獲得には本気で乗り出すだろう。

 若手の有望株(プロスペクト)のランキングを発表しているベースボール・プロスペクタスによると、ブルージェイズは現在MLBトップ101人中2人しかトッププロスペクトと呼ばれる逸材が組織にいない、と指摘。2016年ドラフトでは全体1巡目23位と低い指名権を持つ。

 ユリエスキとルルデス・グリエルはともに高い評価を受けるキューバ野球界のスターで、FAとなればメジャー各球団が獲得に興味を示すことが予想される。

 グリエル兄弟はキューバ野球界の「ファースト・ファミリー(初代野球一家)」に属しているとウェストヘッド氏は紹介。ルルデス・グリエル・シニア(グリエル兄弟の父)は長年キューバ代表チームに携わり、ハバナの街中を歩けば彼の存在を一目見ようと人だかりができるほどである。

 ユリエスキとルルデスは三人兄弟の次男と三男で、長男のユニエスキは2015年シーズンを北アメリカのプロ野球独立リーグのカナディアン・アメリカン・リーグに属するケベック・キャピタルズでプレーしていた。次男のユリエスキは横浜DeNAベイスターズで内野手として活躍。三男のルルデスは横浜DeNAベイスターズと、ここ3シーズンキューバ代表の一員として出場していた。また三人ともキューバのトップリーグに属するレオネス・デ・インダストリアレスの所属でもある。

 もしグリエル兄弟がメジャー球団と契約することになれば、MLBの規定上、それぞれが違う条件で結ぶことになると、ウェストヘッド記者は見解を述べる。

 ちなみに昨年ボストン・レッドソックスは国際アマチュア選手としては史上最高額の3150万ドルでキューバ人内野手のヨアン・モンカダと契約した。MLBで定められている23歳以下の海外アマチュア選手との契約ボーナス金限度額を超えたため、ペナルティーとして契約ボーナスと同額をMLB機構に支払うことになり、ペナルティーを含めると6300万ドルを擁した契約ともいわれる。

 野球関係者によれば、グリエル兄弟はそのモンカダの契約を上回ることになると、予想している。

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