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【MLB】元中日チェンがマーリンズの救世主になりうる4つの理由

傑出した球威や決め球があるわけではないが、マーリンズと5年契約を結んだチェン・ウェインの本領はそれ以外の部分にある。

2016/01/14

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New York Yankees v Baltimore Orioles - Game One

故障の少なさ、制球力の高さ

 オリオールズからFAとなっていた元中日のチェン・ウェインが、イチローの所属するマーリンズと契約した。条件は5年総額8000万ドルとビッグな契約だが、2年目終了時点でチェンにオプトアウト(契約破棄)の権利が認められており、8000万ドルの内訳も、契約ボーナス800万ドルで、初年度600万ドル、2年目1400万ドル、3年目以降が計5200万ドルと後半ヘビーになっている。

 マーリンズは過去何度もスター選手の切り売りを行った「前科」があり、「しょせん、2年目終了後に自分から出て行ってくれることを期待した5年契約」とのシニカルな見方もあるようだ。しかし、セイバー系サイトの総本山『ファングラフズ』のジェフ・サリバン記者は、チェンの有能さを評価し、マーリンズへの期待を述べている。

 サリバンは、チェンは「(エースの)ホゼ・フェルナンデスほどの才能に恵まれているわけではない」(He has nothing like Fernandez’s raw talent)と認めつつも、チェンの本領を4つ挙げている。

 まずは故障の少なさだ。これは「昨季、先発ローテーションに故障者が続出したマーリンズにはとても重要」としている。実際、チェンは渡米後4年間で3度31先発以上185.2回以上をこなしている。

 次は制球力だ。彼は全投球の2/3がストライクで、ストライク先行率で彼を上回る先発投手はナショナルズのマックス・シャーザー(昨季、ノーヒッターを2度達成)のみだという。

 三番目は果敢な内角攻めだ。チェンは決して次々と空振りを奪えるような球威や決め球があるわけではない。しかし、左腕の先発投手の中で右打者の内角に投げ込む率は、昨季クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ジェフ・ロック(パイレーツ)に次ぎ3番目に高かったという。

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