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【MLB】2016年、大記録がかかるイチロー。ファンは「殿堂入りを果たす名選手のフィナーレを満喫すべき」

2016/01/08

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Getty Images

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Miami Marlins at Washington Nationals

全米を驚かせたデビューシーズンの大活躍

 2016年もマーリンズと1年契約を結んだイチローは、去年10月に42回目の誕生日を迎えた。今季、あと65本の安打でMLB通算3000本の大台に乗る。
「野球史において最も偉大なる選手の一人」と認められているイチローも、「2016年が彼にとってメジャー最後のシーズンになるのでは、と囁いている人も多い」と『Baseball Essential』のオンライン版でアダム・ピード氏は述べている。

 2001年、苗字ぬきの「Ichiro」という名前だけでマリナーズに移籍しメジャーデビューした当時、イチローはすでに27歳だった。その時のことをピード氏はこう描写している。

He arrived during the ‘steroid era’, but he is the antithesis of everything that era represented. Generously listed at 5’11”, 170 lbs, the young Ichiro represented baseball in its purest form. He hit for average, maintained a high on-base percentage and played outstanding defense.
「ステロイド時代」と呼ばれたあの頃に渡米したイチローは、その時代が象徴するものすべてに抗う存在であった。身長180センチ、体重77キロの小柄な体でイチローが見せてくれたのは、野球というスポーツの最も純粋なる形であった。打率を上げるためのバッティング、高い出塁率の維持、そして素晴らしい守備である。

 輝かしいキャリアを積み、日本からメジャーに移籍した時、その技術がどこまで太平洋の反対側で通用するか、誰も知らなかった。
 しかしアメリカでもイチローはすぐにその実力を発揮した。
 デビューした2001年4月に早速アリーグ月間新人賞を受賞し、このシーズンは打率.350、出塁率.381、盗塁56。リーグ月間新人賞4度受賞、オールスターに選出され、さらにゴールド・グラブ賞、シルバー・スラッガー賞、リーグ新人王、そして年間MVPまで獲得した。まさに「マジカル・シーズン」であった。

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