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【MLB】今季FAの岩隈。5日間の独占交渉期間でマリナーズとの再契約はあるか?

ワールドシリーズが終了し、MLBもストーブリーグへ突入する。今季FAとなる岩隈久志はマリナーズと再契約となるのだろうか?

2015/11/03

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5日間のうちに再契約となるか?

 ファンサイデッドでは再契約に「イエス」とすることに条件を付けている。

 当然ながら、期待するパフォーマンスに見合った金額であること。同サイトは理想の条件として2年総額2500万ドル(約30億円)前後という数字を挙げている。単年あたりでは、年俸1250万ドル(約15億円)。岩隈の今季年俸は700万ドル(約8億4000万円)なので、FAとなることで年俸が大幅アップするのは確実な情勢と言える。

 5日間の独占交渉期間中に、マリナーズと岩隈の再契約は果たして発表されるのか。それがなく、全球団との交渉が解禁されると、岩隈の所属球団が決まるのは1カ月近く後になる可能性が高い。

岩隈は第2グループ。全球団交渉解禁となれば長期化も

 移籍市場では、実績のある超大物選手から契約が決まっていくのが通例。彼らの契約金が一つの指標となり、2番手グループ以下の選手たちの契約が形作られていく。

 今オフは、先発投手ではデビッド・プライス(ブルージェイズ)、ザック・グリンキー(ドジャース※複数年契約中だが、自ら望めばFAとなれる)、ジョニー・クエト(ロイヤルズ)、ジョーダン・ジマーマン(ナショナルズ)が1番手グループ。

 岩隈はその次に属する2番手グループに位置すると見られ、ジェフ・サマージャ(ホワイトソックス)、マイク・リーク(ジャイアンツ)、スコット・カズミアー(アストロズ)、元中日のチェン(オリオールズ)らと肩を並べる。

 1番手グループの契約がまとまり始めるのは、例年12月上旬のウインターミーティング周辺。2番手グループの投手がそれよりも早く契約をまとめることももちろんあるが、どうしても後回しにされるケースが多い。
 相思相愛とも言われるマリナーズとの再契約は、今週中にも発表されるのか。独占交渉期間が終わり、ひとたび市場に放出されれば、精密機械の異名を取る右腕の周辺は一気に騒がしくなってきそうだ。

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