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【小島克典の「通訳はみだし日記」】青木から通算盗塁成功率85.7%の男・ダイソンへ代走! 快進撃ロイヤルズを支えるもう一つの〝勝利の方程式〟

横浜ベイスターズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツの3球団で通訳として活躍した小島克典氏による書き下ろし連載「通訳はみ出し日記」。連載4回目は、プレーオフ8連勝でワールドシリーズへ進出したロイヤルズの「二つの〝勝利の方程式〟」についてだ。

2014/10/23

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New York Yankees v Kansas City Royals

ロイヤルズを支えるスピードスター

 ワールドシリーズ初戦こそジャイアンツの長打に屈したものの、メジャー最少のチーム本塁打と、メジャー最多のチーム盗塁数を駆使し、破竹の8連勝で勝ち上がってきたロイヤルズ。世界の頂点まではあと4勝だ。

 プレーオフ8連勝の内容は、1点差ゲーム4勝、2点差ゲーム2勝、3点差ゲーム1勝と、ことごとく接戦をものにしてきた。波に乗るロイヤルズには、二つの勝利の方程式がある。

 一つは鉄壁のブルペン陣だ。今季防御率1点台をマークしたヘレラ、デービス、ホランドの3投手はポストシーズンでもフル回転。3投手合計で25.2イニングを投げ、わずか3失点のブルペン力が8連勝の大きな要因であることに、異を唱える者はいない。

 さらに今年6月の新人ドラフトで1巡目指名されたばかりの左腕ブランドン・フィネガンにも注目したい。

 9月にメジャー初昇格を果たした出世頭のフィネガンは、ここまでプレーオフ5試合に登板。今年、大学野球の王者を競うカレッジ・ワールドシリーズにも出場した彼は、同一年にカレッジとメジャーの両ワールドシリーズに出場した史上初のとんでもないアメリカン・ドリームを体現している若者だ。背番号27番のレフティには是非とも注目だ。

 そしてもう一つの方程式は、試合終盤に見られる「青木宣親→J.ダイソン」への代走策だ。

 ワールドシリーズまでのプレーオフ8試合中、4試合で青木の代走に起用されたジャロッド・ダイソンは、今季まで3年連続で30盗塁をクリアしている足のスペシャリスト。通算85.7%という驚異の盗塁成功率を誇るスピードスターだ。

 負ければ即、敗退となるワイルドカードゲームでも、1点を追う9回に起死回生の三盗を決め、青木の同点犠牲フライを呼び込んだ。ロイヤルズの快進撃は、ダイソンの三盗からはじまった。

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