大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



【MLB】「楽して打てた安打なんて1本もない」イチローの10年連続200本安打の偉業から5年

イチローが10年連続200本安打を達成してからちょうど5年が経過した。彼のメジャーキャリアは、この記録の前後で明確なコントラストを見せている。当時、『MLB.com』はどう報じたか。

2015/09/24

text By

photo

Getty Images



ピートローズよりハイペースだったイチロー

 
10年連続の200本安打達成はイチローのみだが、200本安打10度はMLB通算安打記録(4256本)保持者のピート・ローズも達成している。

 記事では、イチローはデビューから10年連続200本安打であるのに対し、ローズが10度目を達成したのはメジャー17年目であったことも紹介されている。

 ローズについて聞かれるとイチローはこう答えたという。

“I’ve never actually seen him play with eyes and I’ve never met him before,” he said through a translator before adding, in English, “I don’t care.”
「彼(ローズ)のプレーを生で見たことはないし、会ったこともないからね」と彼(イチロー)は通訳を通じコメントした。そして、英語でこう言った『アイ・ドン・ケア』(気にしていないよ)」

 その時点で36歳だったイチローは、「50歳までやれるか?」と聞かれ、「50だって?55までかな」と答えている。

 記事は、安打をいとも簡単に打ってみせるイチローの打撃に込めた思いで締めくくられている。

“I’ve never experienced an easy hit before,” Ichiro said. “And I’ve never taken it for granted.”
「楽して打てた安打なんて1本もない。打てて当然と思ったことなんて一度もない」

出典:”Ichiro ties record with 10th 200-hit season”@ MLB.com by James Hall in Sep. 23rd 2010

1 2