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【プレミア12】監督選考で難航、国内リーグ消化できない危険も 難題山積の韓国代表

今年11月に初開催される予定のプレミア12。侍ジャパンの初戦の相手は宿命のライバル、韓国だ。日本は第1次候補選手の65人が発表されたがお隣の国では何が起こっているのだろうか。韓国代表の今に迫ってみた。

2015/08/14

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予想外の事態に頭を悩ます韓国球界

 無事に監督は決まったものの、最初にやるべきことは9月10日に第1次メンバーの選考。現時点ではなにも発表はないが、NAVERによれば、ベストメンバーの予想がされている。その中には昨年、KIAタイガースで16勝を挙げたヤン・ヒョンジュンやソフトバンクの李大浩らが名を連ねている。だが、プレミア12の出場が危ぶまれる事態が発生する。

 国内のリーグ戦をすべて消化できなくなる可能性がでてきたのだ。今年から韓国球界では試合数をこれまでの128試合から144試合に増加。観客動員数のさらなるアップを目指したが、6月に発生したMERSの影響で逆に観客数が減少。さらにドーム球場がない中で、雨天中止が67試合にも及んでしまった。KBOでは8月4日に日程編成のための会議を開催。その結果、8月8日から9月6日までの間まで月曜日でも試合を開催することに決定した。現地でも日本と同じように普段は休日とされているが、苦渋の策だ。これから先も雨天の影響を受ける可能性もあり、油断は許されない状況は続いている。

韓国人メジャーリーガーの出場は

 先日、日本ではイチローや上原浩治らメジャー組が大会に参加する可能性が報道された。韓国では2人の選手、秋信守(レンジャーズ)と姜正浩(パイレーツ)の動向が注目されている。

 キム・インシク監督は「今は状況を見守るしかない」とのコメントを発表した。海外組の参加はMLB球団と選手労働組合の協力が必要になってくる。プレミア12に対するMLB側の立場が不透明なため、勝手な行動はできないとの慎重な判断だ。「まずは相手の出方を見る。そしてMLBの考えがまとまれば、我々も交渉することができる。もちろん、2人を召集したいが……」との意見を示した。

『秋信守らメジャー組を選ぶのはMLB次第』
http://m.sports.naver.com/general/news/read.nhn?oid=468&aid=0000029198
『雨天中止続きのリーグに月曜日も試合』
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?aid=0000066924&oid=449&
『プレミア12 キム・インシク監督に決定』
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=117&aid=0002626029&

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