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小宮山悟氏、仁志敏久氏ら元プロ選手が実技で指導法を講義~プロとアマの垣根を越えた指導者講習会

1月16日から18日まで、千葉県の幕張メッセで開催された「野球指導者講習会BASEBALL COACHING CLINIC」。ルールや栄養学など専門分野のスペシャリストの講義や、元プロ選手の実技指導を受けられるとあって、全国からアマチュア野球の指導に携わる人々が駆けつけた。

2015/01/25

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各分野のスペシャリストが講義

 アマチュア野球指導者のための「野球指導者講習会BASEBALL COACHING CLINIC(BCC)」が、1月16日からの3日間、千葉県の幕張メッセで行われた。
 
 今回で節目となる20年目の開催となった「BCC」は、アマチュア野球の統括組織である全日本野球協会と、プロ野球を統括する日本野球機構の共催。そのため、プロとアマの垣根を越え、一流の理論や知識、経験談などを学べるということもあり、全国から約400名の指導者や指導者を目指す者が集まった。
 
 初日、2日目に主に行われたのは座学。今夏の甲子園を制した大阪桐蔭の西谷浩一監督による「指導者の役割」、3度の五輪出場経験を持つ元日本生命野球部監督の杉浦正則氏が受け持った「戦術・戦法」、前審判部長で現在は日本野球機構の野球規則委員を務める井野修氏による「野球のルールとマナー・フェアプレイ」など、経験者ならではの内容の濃い講義が展開された。
 
 その他にも、メンタルトレーニングやコーチング理論、栄養学やドーピングなど、スペシャリストを招いての講義は多岐にわたり、受講者は理解を深めていった。
 
 そして、最終日に行われたのが実技研修。「投手」「打撃」「守備」「捕手」「走塁・バント」などの講義が用意され、それぞれにプロ野球の世界で高い実績を残した元選手たちが講師を務めた。
 
 投手は松沼博久氏や小宮山悟氏、捕手は大矢明彦氏、守備は現在侍ジャパンの12U監督を務める仁志敏久氏、打撃は駒田徳広氏や高木大成氏、走塁・バントは屋鋪要氏や平野謙氏など元トップ選手の指導法を学べるとあって、受講生たちは熱心に耳を傾け、ときには積極的に質問を投げかける姿も見受けられた。

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