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日本生命、都市対抗との“夏秋連覇”なるか? 日本選手権は実力伯仲の好勝負に【プロにつながる社会人野球】

第41回社会人野球日本選手権大会が、10月30日に京セラドーム大阪で開幕する。力は拮抗しているだけに、優勝争いは混とんとしている。

2015/10/12

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グランドスラム



一回戦から好カードが目白押し

 新日鐵住金かずさマジックとJFE東日本の千葉県勢も、十分に頂点を狙える。

 今年の都市対抗南関東二次予選ではHondaと日本通運が代表権を手にしたが、日本選手権には4チームが揃って出場するように、この地区は紙一重の戦いを繰り広げながら力をつけている。

 2013年に日本選手権初優勝を飾った新日鐵住金かずさマジックは、今季も4月の四国大会で優勝。ドラフト候補の左腕・加藤貴之をはじめ、豊かな将来性を備えた若手を擁しており、一気の爆発力で疾走する魅力がある。

 JFE東日本はベテランから若手までバランスのいいチームで、投手ではサイドハンドの幸松 司、打線では左打ちの安打製造機・落合成紀と、33歳のベテランを軸にしながら、攻守に堅実な野球を展開する。1点にこだわり抜いて戦えば、波に乗れるのではないか。

 NTT東日本の戦いぶりからも目が離せない。昨年の都市対抗でベスト4へ進出し、実力派の新人が加わった今年も静岡大会準優勝、日立市長杯大会優勝と順調な歩みで都市対抗東京二次予選を迎える。ところが、一回戦で延長18回の激闘の末に1-2で明治安田生命に敗れると、敗者復活戦でもことごとく1点に泣いた。ただ、左腕の沼田優雅、早くも四番に座る喜納淳弥らルーキーがチームに刺激を与えており、夏場の厳しい練習を経てチーム力はアップしているという印象だ。

 ほかにもTDK、鷺宮製作所、伯和ビクトリーズと曲者が都市対抗のリベンジに燃えている。都市対抗との“夏秋連覇”を目指す日本生命も、一回戦が鷺宮製作所で気が抜けない試合になりそうだ。栄えあるダイヤモンド旗を手にするのはどのチームか興味深い。

【第41回社会人野球日本選手権大会一回戦のカード】
月日 試合順 開始予定時間 対戦カード
10月30日 第1試合 11:00 カナフレックス×西濃運輸
10月30日 第2試合 14:30 セガサミー×フェデックス
10月30日 第3試合 18:00 三菱重工長崎×大阪ガス
10月31日 第1試合 11:00 永和商事ウイング×TDK
10月31日 第2試合 14:30 トヨタ自動車×三菱重工広島
10月31日 第3試合 18:00 NTT東日本×和歌山箕島球友会
11月1日 第1試合 11:00 JR東日本×新日鐵住金広畑
11月1日 第2試合 14:30 JR九州×新日鐵住金かずさマジック
11月1日 第3試合 18:00 日本新薬×信越硬式野球クラブ
11月2日 第1試合 11:00 伯和ビクトリーズ×富士重工業
11月2日 第2試合 14:30 JFE西日本×日立製作所
11月2日 第3試合 18:00 パナソニック×Honda
11月3日 第1試合 11:00 JFE東日本×三菱重工神戸・高砂
11月3日 第2試合 14:30 日本通運×JR北海道
11月3日 第3試合 18:00 鷺宮製作所×日本生命
11月4日 第1試合 11:00 四国銀行×NTT西日本

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